ロゴメモ

ロゴの作り方や外注の方法

本を使用したロゴマークのデザイン

2021-03-23
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ロゴマークのイメージは、制作するデザインによっても大きく変わります。デザインに使用するモチーフもイメージを決定する重要なポイントとなり、日常よく使われるものがデザインに採用されることもあります。本がロゴマークのデザインに使用されることもありますが、ここでは、本をモチーフにしたロゴマークのデザインについて、詳しく紹介します。

合わせて読む:ロゴマーク作成の流れとヒアリングの重要性

表紙を裏側にした本のロゴマーク

本をモチーフにしてロゴマークを作成する場合、使われることが多いのが、開かれた状態の本のイラストをデザインとして使用する方法です。開かれた状態の本は、本であることが非常にわかりやすいので、子供向けのロゴマークを作成したい場合にも最適な方法です。

開かれた状態の本をイラストとして使用する方法には2つの種類があり、本であることが一目でわかりやすいのが、表紙の部分を裏側にしたイラストです。この方法でロゴマークを作れば、工夫次第で非常に個性のあるロゴマークを作ることもできます。

紙の上に印刷されている文字を正確に再現してロゴマークを作ることもできますが、あまり文字を多くすると、会社の社名などが目立たなくなる場合もあるので、開かれているページに何も文字が書かれていない本のイラストが、使用されることも多いです。

白一色の開かれた本のイラストはシンプルな美しさがあり、ロゴマークにも最適なデザインと言えます。開かれたページの上にしおりをのせるデザインもあり、より本物の本に近いイメージになります。

表紙を表側にした本のロゴマーク

開かれた状態の本をロゴマークのデザインとして使用する場合、表紙の部分を表側にしたイラストが使われることもあります。表紙の部分を裏側にしたデザインとの大きな違いは、表紙のデザインを工夫できることです。特定の分野の専門書をロゴマークのデザインに使用することも可能で、表紙の部分にわかりやすいタイトルやイラストを書き込んでおけば、見た人にもロゴマークのイメージが伝わりやすくなります。

表紙を表側にした本のイラストがロゴマークに使用される場合、本が立てられた状態のイラストが使用されることもあります。本を床に置いているイラストよりも立体感があるのが特徴で、表紙に書かれた文字なども読みやすくなるのがメリットです。

表紙と背表紙の間に開かれたページを書き入れる場合もあり、書き入れるページの数によってもロゴマークの雰囲気は違ってきます。ページの数が少ないほどシンプルなデザインになりますが、2枚程度のページをイラストに追加した場合でも本であることがぐっとわかりやすくなります。

本と人の顔を一緒にデザインしたロゴマーク

本がロゴマークのデザインに使用される時には、本と一緒に他のものが描かれることもあります。本と一緒に使用されることが多いのが人間の顔のイラストです。本を読んでいる人間の顔を本の近くにレイアウトすることで、本単体でロゴマークを作成するよりも、親しみやすい雰囲気になります。

どのような顔のイラストを追加するかによってもロゴマークのイメージは変わり、多くの人に親しんでもらいやすいのが、本を読んでいる子供の顔をロゴマークに使用する方法です。楽しそうに本を読んでいる子供の顔をイラストで上手に再現できれば、非常に明るい雰囲気のロゴマークが作成できます。

本と一緒に人の顔をロゴマークに入れたい時には、人の顔をデフォルメして使用することも可能です。人の顔をリアルに描きすぎると本が目立たなくなることもあるので、簡略化された顔のイラストが意図的に使用されることも多いです。

人の目の部分だけが、ロゴマークのデザインに使われることもあります。本のイラストの上側に置くだけで、人間の顔だと理解してもらえるので、シンプルなロゴマークを作りたい時にも最適なデザインです。

本と植物を一緒にデザインしたロゴマーク

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本をモチーフにしたロゴマークを作成する場合には、植物が一緒に使用されることもあります。植物が本のロゴマークに使用される理由としてあげられるのは、本を作るために必要な紙は植物を材料にして作られているからです。

植物と本は切っても切れない関係にあるために、本を使用したロゴマークにも使いやすいデザインと言えるのではないでしょうか。古書を主に販売する書店のロゴマークを作成する場合にも、本と植物を一緒にデザインしたロゴマークを使用することができます。

古書の再利用は紙の使用量を大幅に削減できるために、地球環境にも優しいビジネスであることを、ロゴマークを通してアピールできるのがメリットです。本と一緒に植物をロゴマークのデザインに使用する場合には、注意した方が良いこともあります。

デザインをわかりやすくすることは特に重要なポイントで、シンプルなイラストでも植物であることが伝わりやすいデザインにした方が良いでしょう。葉っぱと茎の部分だけでも、描き方次第で植物であることがはっきりとわかります。

色の使い方も工夫できる本のロゴマーク

色の使い方を工夫することでも、より印象に残りやすいロゴマークを作ることが可能です。本をモチーフにしてロゴマークを作成する場合にも色の使い方は重要で、どのような色を使用するかによっても、イメージは大きく変わってくるでしょう。

明るい雰囲気のロゴマークを作りたい場合には、本の表紙や背表紙にも明るい色を使用した方が、誰にでも受け入れてもらいやすいデザインになります。オレンジや黄色などが使用されることも多いですが、ピンクなどが配色に使われることもあります。

落ち着いたイメージのロゴマークを作成したい場合には、本の表紙の色をモノトーンにするのも良いでしょう。青や緑などの色も、落ち着いた雰囲気のロゴマークを作成できます。表紙と背表紙の色を変えて本のロゴマークを作成する方法もありますが、同じような系統の色を使用する方法だけでなく、全く違う色を使用するのも良い方法です。

例えば、表紙が赤で背表紙が青の本をロゴマークとして使用すれば、インパクトがあるロゴマークとなります。

さまざまなデザインが可能な本のロゴマーク

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本のイラストを使用したロゴマークのデザインについて紹介してきましたが、デザインの方法によってもイメージは大きく変わってくることがわかります。同じように開いた状態のイラストでも、表紙が表向きと裏向きのものでは大きくイメージが違っているので、作りたいロゴマークのイメージに合わせて、デザインを決めることが大事です。

時間をかけて研究をして、最適な本のロゴマークを作成してください。